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インタビュー01

「しっかり開く事、しかも丈夫」が
書く人間にとって何より嬉しい。

劇団 離風霊船(りぶれせん)主催・作・演出俳優
伊東 由美子 様

毎年、年間手帳を買う時に結構悩む。

私の選ぶ条件として、1週間単位で隣のページは空いている事(書込みスペースがある)

そして、巻末にメモ欄が多い事。それでいて余計なモノがなく、あまり分厚くないもの。

このノートを使うにあたり、これはただのノートとして使うのは勿体ないと思い、今年は年間手帳と覚書ノートを兼ねてみることにした。

なので、まだ使い始めたばかりだが、コレが大正解。

仕事柄、ふと思いついた事を書き留めたい私にとって、今迄は手帳とは別のノートを用意(手帳のメモ欄はあくまでメモ欄で、執筆意欲は湧かない)していたが、それを持ってなかった時には何か適当な紙の裏とかに走り書きしたりで、紛失する事多々。

年間手帳を自分で作るのは少々大変だったが、半分位が手帳となり、あとの残りは自由に使えるので、1年毎のまとめノートに出来れば、その年の出来事と共にその年を振り返られる思い出の1冊になるだろうし、そうしていきたい。

また、このノートの売りとしてある、「しっかり開く事、しかも丈夫」が書く人間にとって何より嬉しい。私は、リングで閉じてあるノートが大嫌いで、普通に閉じたノートを使うのだが、それでも1ページ目が表紙に付いてて上手く開けなかったり、段差があり過ぎて書きづらかったり、しっかり開くと紙が取れてしまいそうな事が多々ある。

だが、このノートは初めから書きやすい、良く開く(笑)さすが「高級ノート」と名乗るだけの事はある。

また、私は方眼の方を選んだのだが、もともと横書き4百字詰め原稿用紙にマス目を無視して書くのが好きな私にとって方眼は有難いし、行き詰った時などついイタズラ描きを描いたりするので、罫線を気にせず描けるのも嬉しい。

まあ、このノートを私の様に使う人がどれだけいるか分からないのでおススメにはならないが、出来れば年間手帳製作が大変だったので、うっすらと7回(1週間分)の線なんかが入っててくれたら有難いかな(いつからでも始められるよう日付などは全く要らないですが)

あと、しおりになる紐なんかも付いててくれると私は良いが、まあこれは、実を取っての意見なので、オシャレさに反するなら要らないです。

とにもかくにも、毎日このノートに書き込む事が楽しみになっている。

パソコンで活字を打つ時代ではあるが、最近自分の字が下手になってきたと感じているので、このノートにいろいろ書き込むことで、字を書くことをもう一度楽しみたい。

そして、素敵な1冊にしていきたいと思っている。